大学卒業後、三次救急医療機関での臨床研修および麻酔科研修を通して、救急医療や全身管理の重要性を学びました。その中で、複雑な全身疾患を有する患者様や、外傷、歯性感染症、先天奇形、悪性腫瘍などの難症例に対する診断および外科的処置に多く関わり、次第に口腔外科の専門性に魅力を感じるようになりました。
研修終了後に愛知学院大学顎顔面外科学講座に入局し、大学病院や複数の総合病院で顎顔面外科領域の手術や術前・術後管理に深く関わり、数多くの経験を積みました。
竹内 豪
守山デンタルクリニック
院長
2005年3月、愛知学院大学歯学部卒業。岐阜県立多治見病院での2年間の臨床研修および麻酔科研修を修了後、愛知学院大学顎顔面外科学講座に入局。口腔外科医としての道を歩み始める。
その後、愛知学院大学歯学部附属病院、碧南市民病院、岡崎市民病院、一宮市立市民病院、豊田若竹病院、臨港病院、稲沢市民病院において口腔外科医として勤務し、顎顔面領域の診断・治療に幅広く携わる。
取得資格は日本口腔外科学会専門医、日本有病者歯科医療学会専門医、日本口腔科学会認定医、臨床研修指導歯科医師、ICD制度協議会認定ICD(Infection Control Doctor)。
現在は、守山デンタルクリニックを開業し地域医療への貢献に尽力している。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
私は大学卒業後、総合病院で臨床研修医として幅広い診療科を経験しました。そこで学んだのは、苦しむ人の力になること、一人ひとりに寄り添うこと、科学的根拠に基づいた医療を提供することが、どの診療科においても大切だということです。
患者様は病気や痛み、不安を抱えて医療機関を訪れます。だからこそ医療者は専門知識や経験を基盤としながらも、患者様の声に耳を澄まし、その背景や生活環境、価値観を尊重しなければなりません。単に病気を診るのではなく、その人自身を理解し寄り添う姿勢こそが信頼につながると考えています。
外科的治療では、一つひとつの判断が患者様の生命や生活の質に直結します。そのため常に「丁寧な説明」と「冷静な判断力」を大切にし、治療にあたってきました。また、どんなに難しい症例であっても決して妥協せず、最後まで責任を持って向き合う姿勢を続けてきたことが、口腔外科専門医の取得につながったと考えています。
現在は、これまで培った専門性を地域医療に活かすことを使命としており、大がかりな手術だけでなく日常の診療においても、患者様に安心して治療を受けていただけるよう努めています。「専門性」と「わかりやすい説明」の両立を常に意識し、地域の皆様に信頼される医療を提供していきたいと考えています。
そう思えるようになった
きっかけ
このような経験から、これまで培ってきた知識と技術をより身近な地域の患者様に提供したいという思いが強くなり、その思いを形にするために守山デンタルクリニックを開業し、地域医療への貢献に努めています。
今後の目標
さらに、地域の医療機関との連携を強化し、予防から治療、そして術後のフォローまで一貫したサポートを行うことで、患者様一人ひとりの「口の主治医」となり、地域全体の口腔健康の向上に貢献していきたいと考えています。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。



