Profile

塩崎雄登

ひなたアニマルクリニック
院長/獣医師

2012年、山口大学農学部獣医学科卒業。
卒業後福岡市内の動物病院にて4年半勤務医を勤める。
その後、広島市内の動物病院にて約3年勤務医、分院長を勤める。
2019年9月にヒロペットクリニックを事業継承する。
2021年4月にひなたアニマルクリニックを開院、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

小学生の時に友達からハムスターを譲り受けて飼い始めたのがきっかけでした。自分の不注意でその子を死なせてしまった事が子供ながらにずっと頭に残っていました。
中学生になって進路に悩んでいた時に、ちょうどドラマで「動物のお医者さん」が放送されていました。その時に初めて獣医師という仕事を知り、漠然と目指すようになりました。
両親に獣医師になりたい事を伝えると、本当になりたいのならと犬を飼う事を許してくれました。両親には当時から色々協力してもらい本当に感謝しています。犬を飼い始めて、より獣医師になりたい思いが強くなりました。
山口大学農学部獣医学科に進学してから、色々な獣医師の職業がある事を知りましたが、それでも小動物臨床に行きたい気持ちが変わりませんでした。
大学時代に仲の良かった友人達が多く小動物臨床の道に進んだこともあり、あまり大きく迷うことなく動物病院で勤めることを決めました。

仕事へのこだわり

大学時代に勉強以外のことに興味を多く持ってしまい、勤務医1年目は本当に学生気分が半分抜けないまま獣医師になったように今は思います。1年目は分からないことが本当に多すぎて、勤務後に分からないことを色々調べて帰るような毎日でした。
それでも1年目の途中から診察に少しずつ出させてもらえるようになったため、動物の異常を些細なことでも見逃さないように、飼い主様と積極的にコミュニケーションを取る事を心がけていました。そのスタイルは今も僕の中で変わっていないと思います。病院で、しかも動物達の調子が悪いとなると、飼い主様も緊張し不安な気持ちが強くなってしまうと思います。そのような不安を少しでも取り除いてあげられるように、積極的にコミュニケーションを取り、一緒に治療方針を決めていき、飼い主様にとって納得出来る治療が出来るようにしています。
また、常に最新の医療を知っておけるように色々な所から情報を得ることを心がけています。学会やセミナーだけでなく、雑誌や先輩の獣医師や製薬会社の人などから話を聞きながら、日々色々な治療の情報を得ています。
広島で開業していますが、院長になった今でも恩師を始めとして本当に色々な方達に支えてもらっています。一人では出来ない仕事なので、これからもこのスタイルで頑張りたいです。

そう思えるようになった
きっかけ

勤務医1年目に診察に出始めた時に、自己免疫性溶血性貧血の症例と出会った時がありました。最初の症例だったこともあり、先輩の先生に代わろうと思っていたのですが、その飼い主様に、「しっかり話を聞いてくれて親身に診てくれた塩崎先生に最期まで診て欲しい」と言っていただきました。当時の僕は獣医師の大変さや知識の無さにやる気も自信も無くなっていた状態だったのですごく嬉しかったのを覚えています。
やはり獣医師にとって目の前の動物達が元気になっていくのは勿論ですが、飼い主様に喜んで貰えるのも大きなやり甲斐ですし、そういうやり甲斐のある仕事を続けることが出来て本当に良かったと思っています。

今後の目標

やりたい事はたくさんありますが、一番はこれからも目の前の診察を一件一件日々頑張っていこうと思っています。また私自身も日々レベルアップ出来るように努力していこうと思います。広島で、色々な方達と切磋琢磨し合いながらずっとこの仕事を続けていきたいですね。
後は高校の同級生と始めたYouTubeも頑張ります。YouTubeを通じて獣医師の仕事や日常を、身近に知ってもらいたいと思っています。もっと頻繁に更新していくのでよろしくお願いします!

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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