医師として多くの患者さんと向き合う中で、「もっと早く見つけられていれば…」という悔しい経験を幾度も重ねました。
がんをはじめとする消化器疾患は、早期に発見すれば多くが治癒可能です。そのためには、患者さんが“検査を受けやすい環境”が不可欠だと考え、より身近で質の高い内視鏡医療を届けるべく開業を決意しました。
松村晋矢
千里丘内視鏡クリニック
院長
島根大学医学部卒業後、松江赤十字病院にて初期臨床研修を修了。
その後、京都第一赤十字病院にて消化器内科医として4年間勤務し、内視鏡診療の経験を積む。
さらに専門性を高めるべく、京都府立医科大学大学院医学研究科にて4年間研究に従事。
大学院修了後は、京都中部総合医療センターにて医長として勤務。
2025年、これまでの経験と専門性を活かし、大阪府摂津市のJR千里丘駅前に「千里丘内視鏡クリニック」を開院。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
私が医師として一貫して大切にしてきたのは、「自分が受けたいと思える検査・治療を徹底すること」、そして「患者さんの不安に寄り添うこと」です。特に消化器内科、内視鏡診療においては、患者さんの中に「怖い」「つらそう」といった先入観があることが多く、受診や検査のハードルが高いと感じています。だからこそ、できる限りその心理的・身体的ハードルを下げる工夫をすることが、医師の役割だと考えています。
内視鏡検査では、“何が患者さんの苦痛につながるのか”を常に分析してきました。たとえば、どこに圧がかかっているのか、空気の注入量は適切か等です。その都度患者さんの反応に目を配り、細やかに調整を行うことを、若いころから意識して訓練してきました。挿入法や姿勢変換、鎮静の使い方に至るまで、患者さんごとに最適な方法を選択することで「苦しくない内視鏡検査」を追求しています。
さらに近年ではAIによる画像支援も積極的に取り入れ、専門医としての診断力との「二重チェック」による精度向上も図っています。患者さんの立場に立って、一つひとつの検査を丁寧に、そして質高く。どんなときも“安心して受けられる医療”を提供したいという思いが、今の私の診療スタイルの根幹になっています。
そう思えるようになった
きっかけ
私はその度に、苦しい検査を行った側にも責任があると痛感しました。もし、初回の内視鏡検査が「楽だった」「受けてよかった」と思える体験であれば、その後も定期的な検査につながり、早期発見・早期治療が可能だったかもしれません。
こうした経験が、私の「不安を与えない検査」「受けてよかったと思ってもらえる診療」を追求する原動力になっています。一人でも多くの方に、前向きな気持ちで検査を受けていただけるよう、これからも努力を重ねていきたいと考えています。
今後の目標
「忙しいから」「怖いから」といった理由で検査を先延ばしにしてしまう方を一人でも減らすため、受けやすい検査プランや予約の仕組みを整えてきました。
今後も技術を磨き、安心して検査を受けられる環境づくりと分かりやすい情報発信を続けながら、内視鏡検査のハードルを下げていきたいと考えています。
検査が病気の早期発見につながり、誰かの人生を守る一助となる——そんな医療を届け続けたいと思っています。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。



