Profile

桝田充彦

医療法人平治会 SALAレディースクリニック
院長

平成5年 奈良県立医科大学医学部医学科卒業後、奈良県立医科大学附属病院産婦人科研修医
平成6年 市立柏原病院産婦人科医員
平成9年 奈良県立医科大学大学院医学研究科入学(産科・婦人科・麻酔科・新生児集中治療を研修)
平成13年 奈良社会保険病院(現JCHO大和郡山病院)産婦人科医長
平成17年 一般社団法人至誠会産科婦人科副院長
平成26年 同 退職
平成26年11月 医療法人平治会 SALAレディースクリニック院長

現在の仕事についた経緯

以前は、阿倍野区にあった至誠会産科婦人科に約10年間勤めていました。分娩を取り扱っていましたので、手術も分娩もかなりの数を対応しており、地域では顔が知られる存在ではあったんですよ。
その後、同院が閉院することになったタイミングで、開業を考えたのです。前任地では私が手術をした患者さんや、分娩で子どもを取り上げた方などたくさんおられますので、そういった患者さんのフォローアップができるよう、できれば阿倍野区内で開院したい思いがありました。

仕事へのこだわり

卵巣がんの検査については、エビデンスの問題から欧米でも日本でも定期的に行う検診としては確立していません。しかし私はこれまでに、1年ごとに検査をしていた患者さんでかなり進行した卵巣がんを見つけ、「もっと早くに見つかれば治療できたのに」と何度も悔やんできました。ですので、私自身の経験に基づき、半年に1回の検査を積極的にお勧めしています。自覚症状がないまま急速に進行することが、卵巣がんの怖さです。体への負担が少なく短時間で終わる検査ですので、ぜひご自身やご家族のために、半年ごとの習慣にしてほしいですね。
毎回の検査では内診と超音波検査が基本的なセットです。初診では検尿も行います。内診中は、患者さんにこれからすることをお伝えして緊張をほぐし、ゼリーなども使い痛みを感じにくいようにしています。超音波検査では通常は腟から器具を入れ撮影します。この方法が、卵巣に最も近づけますから。しかし、性体験がない方や経腟検査が苦手な方には、直腸内やおなかの上から超音波を当てることも可能です。局部からの診察が難しければ、最初から近隣の提携医療機関でMRIを行うことも可能ですので、問診の際ご相談ください。
これらの検査で気になることがあれば、採血で腫瘍マーカーを測定したり、MRIでより詳しく調べたりします。

そう思えるようになった
きっかけ

卵巣がんは比較的若い年齢でも起こります。子宮頸がんや子宮体がんで亡くなる方は減りつつありますが、30~40代で進行した卵巣がんが見つかり、小さなお子さんを残し亡くなるというつらいケースを、これまで何度も診てきました。そのため、半年間隔で検査をすれば、早期のうちに見つけやすくなると考えたのです。
卵巣がんは、手術での切除に薬物治療を組み合わせて治療します。卵巣がんの多くは抗がん剤によく反応するので、早期であれば切除しきれなかったがんに薬物治療でアプローチしていくなど、さまざまな方法が考えられます。しかし早期には自覚症状がほぼないからこそ、半年ごとの検査が早期発見と治療につながる重要な手段なのです。

今後の目標

住宅地にありながら、長居公園や帝塚山も近く緑豊かな環境にある「SALAレディースクリニック」。「SALA」にはスペイン語で「居心地の良い空間」の意味があります。その名前のとおり、院内に入るとホテルのフロントをイメージした開放的な待合室があり、心地よいBGMが流れています。
私は、日本産科婦人科学会産婦人科専門医として、阿倍野区で10年以上にわたり地域医療に貢献してきました。長年、専門性の高い知識や技術を培ってきた経験を活かし、婦人科医の立場から女性患者の対応に力を尽くしています。
心がけているのは、痛くない・怖くない治療の提供です。今後も予防医学に基づき、あらゆる年齢の女性の病気に対して早期発見を目指したいです。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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