Profile

叶谷愛弓

レディースクリニックなみなみ
院長

2004年 桐蔭学園高校卒業
2010年 東京女子医科大学 医学部 卒業
2012年 東京大学医学部 産科婦人科学講座 入局
2021年 東京大学医学系大学院 卒業
東大産婦人科に入局後、長野県立こども病院、虎の門病院、関東労災病院、東京警察病院、東京都立豊島病院、東大病院など複数の病院勤務を経て、レディースクリニックなみなみ院長に就任。

現在の仕事についた経緯

私は今まで、こども病院や総合周産期センター、大学病院などでハイリスクな妊娠・分娩管理や不妊治療、がんの治療などを担当してきました。
いち女性産婦人科医として、友人や家族、親戚、友人の友人、飲み屋で知り合った初対面の人など様々な方の相談にのることが多くあります。みなさんの悩みの内容は三者三様ではありますが、総じて言えることは「本当にみんな頑張っている!」ということです。
女性特有の悩みを抱えながら、仕事に、家庭に、育児に、プライベートに、そして趣味に、いろいろなものと向き合いながら生きています。時代が変わり家事や育児の負担は減ったものの、女性が多くの部分を担っていることは残念ながらあまり変わりはなく、仕事の責任感も増えてさらに過酷な状況になっている方もいらっしゃいます。
そんな女性に対して、医療機関として最先端の治療をおこないつつ、人生の味方になるために、このクリニックなみなみを開業することを決めました。女性の体調・人生にはさまざまな「なみ」があります。それは決して立ち向かうものでも、ただ身を任せてのるものでもなく、理解し、受け入れていくものだと感じています。
女性ホルモンをベースとした女性の一生を理解して受容し、時には医学的なサポートを受けることで、とても楽になることもある、ということを知ってもらいたいです。医療機関として最先端の治療を行いつつ、女性なら誰にでもある「なみ」を受け入れて、少し肩の力を落として、大丈夫だよ、と言えるクリニックにしたいと思っています。

仕事へのこだわり

私たちレディースクリニックなみなみでは、女性が一生にわたって直面するさまざまな健康課題に対応するため、思春期から妊娠・出産、更年期、閉経期まで、幅広い内容に対して、専門的でシームレスな医療サービスを提供することを心がけています。特定の世代のみに対応するのではなく、全人的なアプローチで社会に貢献したいというのは医師になった当初からの思いです。
また、医療技術の追求だけではなく、患者さんの生活の質(QOL)の向上にも注目してきました。ユースクリニック、各種医療相談メニューの充実、妊婦様向けの新規メニュー、そしてインティマレーザーといった最新技術の導入を通じて実現したいと考えています。

そう思えるようになった
きっかけ

特別なきっかけがあるわけではありませんが、母や妹、友人、後輩たちが頑張っている姿を見ており、それが私にとって大きな影響を与えています。
彼らはそれぞれの事情や状況に応じて、仕事をこなしながら妊活に励み、つわりを耐え忍び、出産し、子育てと家事を両立させるためにマルチタスクで奮闘しています。彼らの姿を見ていると、自分の体調や心のケアをおろそかにすることが多く、自分に向き合う時間が少ないことに気づきます。このことから、少しでも自分のことに専念する時間を確保できる、心地よい場所があればいいなと考えるようになりました。
医学的な介入によって多くの人を助けることは、医師であれば可能です。私は産婦人科医として10年以上女性の診療に携わってきた経験から、医学的な側面だけでなく、女性たちの生活を向上させるためにできることがあると考えています。

今後の目標

レディースクリニックなみなみの今後の目標は、より多くの女性が自分たちの健康に対して主体的になれるよう、サポートを強化していくことです。
そのためには、医療サービスの効率化と利便性の追求が欠かせません。予約・問診の事前登録システムのさらなる改善、オンライン診療の拡充など、患者さんがより簡単に、ストレスなく医療サービスを受けられるような環境を整えていきます。
また、クリニックがただの診療所ではなく「第三の居場所」として、患者さんが心からリラックスできる空間を提供し続けることも重要です。隣接するハーブアイススタンドerbでのご褒美時間も含め、訪れるすべての人がほっと一息つけるような、温かなクリニックであり続けること。これが私たちの目指すクリニックの姿です。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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