Profile

保科岳史

保科歯科医院
院長

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。日本歯科大学附属病院にて臨床研修修了。東京都中央区銀座の医療法人社団あすなろ会藤見歯科医院にて9年間勤務。2023年に東京都港区高輪に保科歯科医院を開業し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

高校卒業後すぐに東京都内の飲食店に就職しました。2社ほど働いて23歳頃、本当にやりたいことを見つけたいと思い、大学進学を決意しました。
せっかく学ぶならば卒業後に明日から学んだことを生かせる実学の学問が良いと思い、親族に歯科医師がいたこともあり歯学部進学を志しました。

仕事へのこだわり

短時間で多くの患者さんを複数人同時に診るような診療スタイルは自分には合っていないと思い、新人時代から治療計画の立案から治療自体も長い時間をとり、時間に追われることなく丁寧に精密に治療することを心掛けています。
特に歯内療法(根管治療)ではマイクロスコープを必ず使用し、他院で抜歯を勧められたケースであっても精密に治療することで保存できる可能性があるものは極力抜歯せずに治療します。
また、神経が生きている歯は神経を取ることなく、神経を生かしたまま治療するように心掛けています。
一日に診療する患者さんの数を少数に制限しているため、キメ細かい治療が可能になっています。

そう思えるようになった
きっかけ

臨床研修を大学病院で終え、初めて勤務したのが銀座の歯科医院でした。土地柄もあり治療のクオリティーも高いものが求められる歯科医院です。
同じ虫歯治療であってもその精度は歯科医院、歯科医師によって全く違います。銀座では手軽さよりも精度を求める患者さんが多かったので、自然と自分も「上質な歯科治療がしたい、いや、できないとこの地では通用しない」と考えるようになりました。
そして日曜日には臨床系のスタディーグループや学会、セミナーに積極的に参加し、知識と技術の研鑽に励みました。高輪で開業した現在も治療のクオリティーにこだわっています。

今後の目標

当院の理念である、『一本の歯を診て顎口腔全体を診る。顎口腔全体を診て一本の歯を診る。』を実践していくには、単に悪いところだけを治すのではなく、顎口腔系を注意深くみる必要があります。特に咬み合せは重要であり、治した歯を良好な状態に保つのも悪化させるのも咬み合せが大きく関与するところです。
しかし咬み合せを正確に診れる歯科医師は多くありません。咬み合せの学問を咬合学と言いますが、この咬合学は奥が深いのです。さらに咬合学はまだ解明されていないモノゴトが多いのです。この咬合学の学びと実践、さらに探求が自分にとっての今後の目標です。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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