Profile

深尾悠

ふかおスポーツクリニック整形外科
院長

宮崎大学医学部卒業後、地元である愛知県へ帰り豊田厚生病院で初期臨床研修を修了。
その後、宮崎大学整形外科学教室へ入局。大学病院や市内の市中病院に勤務し、一般整形外科医としての経験を積みながら、スポーツの現場での医療にも携わり研鑽。
2013年に日本整形外科学会専門医、2017年に日本スポーツ協会公認スポーツドクターを取得。
2023年11月『ふかおスポーツクリニック整形外科』開業に至る。
現在は宮崎県サッカー協会医学委員として宮崎県U16代表チームなどに帯同している。

現在の仕事についた経緯

医師を目指したきっかけは、父が医師を志していたけれども様々な理由で医師になること断念したという話を聞いてからだと思います。
また母も看護師をしていたこともあり、小さなころから医療を身近に感じることができる環境にあったのだと思います。両親の影響からか自然と医師を志すようになっていました。
大学は出身の愛知県から遠く離れた宮崎医科大学に入学しました。卒後臨床研修は医師になるきっかけと環境をくれた両親に医師となった姿を見てもらいたくて地元愛知県の病院で研鑽を積みました。
研修終了後は整形外科の道へ進むことは決めていましたが、スポーツ整形外科が盛んで、かつ大学時代にお世話になった先輩方が多く在籍していた宮崎大学整形外科に入局しました。

仕事へのこだわり

医師として最も心掛けていることは、患者さんの立場に立って同じ目線で治療方針を一緒に考えていくことです。それは老若男女どのような方でも同じように接することを心掛けています。
またこれは特にスポーツ整形に関するこだわりになりますが、小中学生のスポーツ障害の患者さんは保護者に連れられて受診することが多いのですが、症状や治療方針の希望、復帰に関することなどは保護者だけではなく必ず本人の意思も確認するようにしています。
保護者の前で言いづらそうにしている時は、保護者の方に席を外していただき、出来るだけ話しやすい雰囲気を作れるようフランクに趣味の話などもしながら意思を確認するようにしています。
保護者に強制されプレイしている子も少なくなく、スポーツの本質であり、当院のモットーでもある『身体を動かす喜び』が辛い記憶となり、大人になったときに体を動かす喜びを感じられなくなってしまわないよう、また身体的にもスポーツ障害の後遺症が残らぬよう、そのような保護者の方には特に気を遣いながら休養やケアの大切さについて丁寧に説明するようにしています。

そう思えるようになった
きっかけ

これは実は小さなころから医師を志すことを公言していた自分に看護師だった母親が口酸っぱく私に諭してくれていた記憶があります。
偉そうに、ふんぞり返って、患者の声に耳を傾けず、治療を押しつけるような医師にはなってはいけない、医療はチームワークだからコメディカルの方々にも同様にチームリーダーの自覚は持ちつつも敬意をもって接するように。以上のようなことを常に意識するようになりました。

スポーツ愛好家であった両親の影響で自分も様々なスポーツを幼少期より経験することができましたが、決してプレイを強制されることはありませんでした。おかげで43歳となった今でも体を動かす喜びを感じながら余暇にスポーツを楽しむことが出来ています。そんな両親の教えを意識せずとも踏襲している部分もあるのかもしれません。
またこれまでにも中には私の力が及ばずスポーツ障害の影響で競技継続が困難となった子ども達もいて、そのような子たちへの悔恨の念がその意識をより強くさせているのだと感じます。

今後の目標


スポーツクリニックとうたっていますが本質は整形外科です。まだ開院したばかりなのでまずはクリニック周辺の地域の皆様に『運動器の不具合はふかおスポーツクリニック整形外科で診てもらおう』と、信頼いただけるクリニックになることです。
その中で日常生活ではそれほど気にはならないが、スポーツを行うにあたり不具合が生じているような障害に対しては、一般整形外科では行われないようなアプローチや治療で、スポーツクリニックとしての地位を確立していければと考えています。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

Archive