父が開業医で末っ子長男であったため、幼少期から継承するのだと両親から言われ続けていました。ただ、僕自身は歯科には少しも興味はなく、むしろ嫌いでした。
進路を選ぶこともできず、なんとなく歯学部へ進学しましたが、学ぶにつれて歯科の重要性や熱心な先生とのめぐり逢いもあり、卒業後は口腔外科を専攻しながら勉強しました。
そして、自分の経験を活かし、少しでも地元の役に立てることができればと思い、父の病院を継承し日々切磋琢磨しています。
Profile
藤井隆彦
藤井歯科医院
院長
朝日大学歯学部卒業。卒業後広島大学にて1年研修、翌年大学院へ進学し口腔外科を専攻。卒業後も診療医として大学病院に勤務。2016年、開業医である父の病院の藤井歯科医院で勤務を開始、2019年に病院を継承し院長となり現在に至る。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
「歯医者さん」というと歯のことばかりイメージがいくと思いますが、実際には全身状態への関与も大きいです。
口腔外科という分野は範囲が広く、手術もするので全身管理は欠かせません。
なかなか開業医ではできないことを経験したことで、他の病院では難しい症例も幅広く対応ができ、多くの人が相談しやすい環境を整えています。
また、私は患者さんとの信頼関係を大切に、コミュニケーションの根本である「人と人とのつながり」を意識した診断・治療を心がけています。
患者さんと会話を増やすことで、患者さん自身が口のケアに関心を持って欲しいと思っております。
そう思えるようになった
きっかけ
研修医を終え大学院で口腔外科を専攻していた際、医局の先生の誘いで病院内の口腔ケアチームの手伝いを始めました。チームと言っても有志の歯科の先生の集まりで、当時はまだ入院患者さんの口腔ケアの重要性の認知は低く、医科の先生へ理解していただく活動から地道に行っていました。そして少しず依頼が増え、病院全体へと活動が広がりました。
その際、色々な病気の患者さんをケアし、交流していくにあたって、再度全身管理の重要性と患者さん一人一人の違いを痛感し、多くの人に寄り添える歯科医師になろうと思いました。
その際、色々な病気の患者さんをケアし、交流していくにあたって、再度全身管理の重要性と患者さん一人一人の違いを痛感し、多くの人に寄り添える歯科医師になろうと思いました。
今後の目標
新しい治療や検査などにも積極的に対応し、多くの人が相談しやすいような開かれた歯科医療を提供していきたいです。
その為に私自身もより研鑽を積み、「患者さんのためになるようなアドバイスや治療・紹介」ができるような窓口としての役割を果たしたいと思っています。
その為に私自身もより研鑽を積み、「患者さんのためになるようなアドバイスや治療・紹介」ができるような窓口としての役割を果たしたいと思っています。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。