漁師であった私の祖父母が北海道の北側にある羽幌町に住んでおりました。祖父母は診察を受けるために旭川や札幌まで片道何時間もかけて通っており、幼い頃からその大変さを目の当たりにしてきました。
その後、元気だった母方の祖父が肺炎で亡くなるという出来事もあり、身近な人を失った悔しさや無力感とともに、「自分にできることがあるはずだ」という思いが芽生え、医師の道を志す決意を固めました。
Profile
熊谷祐
南さっぽろ内科消化器クリニック
院長
2007年、札幌医科大学医学部卒業後、都内で初期研修医として勤務し、2009年に東京慈恵会医科大学外科学講座に入局。大学関連病院、がん研有明病院などで消化器外科・肝胆膵外科医として研鑽を積む。
東京慈恵会医科大学葛飾医療センター勤務時に、生まれ故郷である北海道札幌市内の時計台記念病院より、新病院の消化器センター立ち上げ依頼を受け快諾。
2022年に帰札し、時計台記念病院開設準備室長として赴任し、2025年4月のカレス記念病院の立ち上げに参画。自身のクリニックもその後立ち上げ、2025年7月に南さっぽろ内科消化器クリニックを開院。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
研修医の頃から医療を提供する身として、常に努力しないといけないと考えておりました。一般外科から消化器外科へ、消化器外科の中で肝胆膵外科へという流れの中、専門化が進むにつれて、更に繊細な医療のために自分を進化させないと生き残っていけません。学ぶこと、変化を恐れないこと、俯瞰すること、いろんなバランス感を失わないように常に努力してきました。
こだわりと言えば、常に患者様の目を見て、お伝えしきれていない不安があるかどうかを感じるようにしていました。
そう思えるようになった
きっかけ
もともと外科医でしたので、手術にはたくさん入りました。時には一つの手技で患者さんの命を落としかねない場面もあります。外科医にとっては1例の手術でも、患者さんにとっては一世一代の決断の上で選んでいただく唯一無二の手術です。術前での信頼関係が築かれていないと、術後の経過で相違が生まれることを見てきました。
現在、クリニックで勤務しておりますが、それは外科手術でもクリニックでの問診・診察でも一緒と考えております。少しの違和感や表情の変化などにも気づくことができるように、常に患者さんを「診る」ことを意識していきたいと思ったきっかけです。
現在、クリニックで勤務しておりますが、それは外科手術でもクリニックでの問診・診察でも一緒と考えております。少しの違和感や表情の変化などにも気づくことができるように、常に患者さんを「診る」ことを意識していきたいと思ったきっかけです。
今後の目標
自分の専門である消化器疾患、胃カメラや大腸カメラの検査だけでなく、地域のかかりつけ医として、日々の体調管理をお手伝いすることも重要な役割だと考えています。高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病から、いわゆる風邪症状をはじめとした一般的な内科のご相談も含めて、予防医学に注力し、結果的に健康寿命を延ばすお手伝いができたらと思っております。
患者さんが気軽に立ち寄れて、どんなことでも安心して相談できる——そんな“話しやすいクリニック”だと患者さんに思っていただけるようになることが目標です。
患者さんが気軽に立ち寄れて、どんなことでも安心して相談できる——そんな“話しやすいクリニック”だと患者さんに思っていただけるようになることが目標です。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。