この仕事につくまでの経緯に、感動ストーリーはありません。
私は整形外科開業医の一人息子として育ちましたが、一度も医師になりなさい、整形外科を継ぎなさいと言われたことはありませんでした。言われれば反発したかもしれませんでしたが、家業の影響でなんとなく医学部に進学しました。
研修医になってみると、自分の能力を発揮できるのは循環器科か救命救急科だと感じました。人を救うという医師としての輝きが抜群であったことと、臨床に直結する勉強が楽しいと感じる自分に合っていると思ったからです。
しかし、結局は家業を放棄するという勇気が無かったために整形外科に入局しました。
整形外科としては、腫瘍を専門として肉腫や癌の骨転移の診療にあたり、学位も骨肉腫の研究で取得いたしました。また、腫瘍外科というのは全身にメスを入れますから、外傷はもちろん脊椎外科や人工関節等の研鑽も積み、最終的には整形外科医の何でも屋として仕上がったと思っています。
Profile
谷口真史
医療法人社団Shin
谷口整形外科リハビリクリニック
院長
2007年、日本大学医学部を卒業。日本大学整形外科に入局。
2013年、日本大学大学院医学研究科外科系整形外科学を卒業。その後、医局関連病院や市中病院で研鑽を積む。
2019年、父親よりクリニックを継承すると同時に移転・改称し、谷口整形外科リハビリクリニック院長となる。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
こだわりは2つあります。
「よく話を聞き、きちんと診察を行い、よく説明する」
これは医師としての基本だと思いますが、この基本を徹底し続けています。患者さんが、何に、どのように、どのような時に困っているのか、そして、どのような背景を持っているのか。そうしたことを十分に把握したうえで診察を行います。最後に、どうすれば良いか、どのように出来るのかを伝えます。
「人はどんなに豊かな知識を持っていても、愛を持っていなければ意味がない」というマザー・テレサの言葉があります。患者さんへの共感と理解をもって道を示す、それこそが「医道の師」つまり「医師」としての役割であると考えています。
「無知は罪」
患者さんを目の前にして知らないことが少しでもあるというのは大変恐ろしいことだと思います。さらに当たり前のことではあるのですが、ある知識を知らないということは、「それを知らないこと」も知らない状態なのです。なので、常に能動的に知識を吸収し続ける必要があります。
私は医師としてのポリシーとして、日々少しでも知識をアップデートするということを怠らないようにしています。
そう思えるようになった
きっかけ
研修医となって病棟回診をして感じたことがきっかけです。
朝夕のグループ回診というものがあるのですが、これは患者さんの状態を簡単に確認し、簡単に説明しながら回っていくものです。入院患者さんですから、皆さんの病状は決して軽くはありません。それにも関わらずこのような簡素な説明では、何もわからないだろうし、ものすごく不安だろうな、と感じました。
ですから、グループ回診を終えたあと、密かに個人回診を行い、説明不足であると思われる患者さんには丁寧に説明して回りました。もちろん研修医ですから、患者さんにとって頼れる一人の医師となれるよう、病態周辺事項はかなり勉強しました。
これが私の仕事におけるこだわりの原点です。
朝夕のグループ回診というものがあるのですが、これは患者さんの状態を簡単に確認し、簡単に説明しながら回っていくものです。入院患者さんですから、皆さんの病状は決して軽くはありません。それにも関わらずこのような簡素な説明では、何もわからないだろうし、ものすごく不安だろうな、と感じました。
ですから、グループ回診を終えたあと、密かに個人回診を行い、説明不足であると思われる患者さんには丁寧に説明して回りました。もちろん研修医ですから、患者さんにとって頼れる一人の医師となれるよう、病態周辺事項はかなり勉強しました。
これが私の仕事におけるこだわりの原点です。
今後の目標
さいたま市大宮地区において、医療と予防により運動器の健康を守る存在であり続けることを目標としています。
クリニックとしての「治療」はもちろんですが、「体に予防と未病を、心にhappinessを」をスローガンとし、運動・栄養・骨粗鬆症の分野から「予防・未病」を提供し、予防にアンチエイジングと美容を加えて「心にhappiness」を提供する、総合医療グループとしての展開を計画しています。
クリニックとしての「治療」はもちろんですが、「体に予防と未病を、心にhappinessを」をスローガンとし、運動・栄養・骨粗鬆症の分野から「予防・未病」を提供し、予防にアンチエイジングと美容を加えて「心にhappiness」を提供する、総合医療グループとしての展開を計画しています。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。