Profile

髙野加奈

よもぎ動物病院
院長

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、東京都八王子市の南大沢どうぶつ病院にて4年間勤務、その後都内と神奈川県の複数の動物病院に勤務。2022年8月にあすみ動物病院の院長となり、同年11月より「よもぎ動物病院」に名称を変更、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

小さい頃から猫を飼っていて、動物関係に興味はありました。生涯働きたかったので、出産後も働ける資格のある仕事を目指しました。
高校3年生の時に獣医学部への進学を決め、大学卒業後、念願の動物病院での勤務を開始しました。最初に働いた病院ではとても優秀な院長ご夫妻の元、沢山のことを教えて頂き、それが現在のベースとなっています。
結婚と出産があり、一時は臨床から離れましたが、育児をしながらも複数の動物病院で働かせて頂き、沢山の経験を積ませてもらいました。
独立を考えていた時、同級生が開業した今の病院を承継しないかとお声をかけて頂きました。残念なことに開業した同級生が急死してしまい病院が存続できなくなっていたのです。
沢山の方々のご協力を頂き、1ヶ月後に病院を引き継ぐことができ、家族・スタッフ・患者さんなど沢山の方々に今も支えてもらいながら続けてこれています。

仕事へのこだわり

飼い主さんの話をちゃんと聞き、ペットと飼い主さんと向き合いながら、ご家族の幸せに寄り添える獣医師を目指しています。
難しい病気になってくると、正解がない選択肢も出てきます。自分の考えを押し付けるのではなく、1人1人のペットとの関係性を考慮し、生活に合ったなるべく後悔しないような選択肢をとれるようにアドバイスをすることを心がけています。
また、自分自身も病院で医師になかなか質問できないタイプなので、飼い主さんが聞きやすい・話しやすい雰囲気を作れるようにしています。
ストレスの多い世の中ですが、ペットとの癒しの時間を一日でも長く持てる手助けを出来ればと思っています。
また、開業した今は一緒に働いてくれるスタッフも幸せになって欲しいので、仕事でのストレスは極力少なく、楽しく仕事に携われるよう環境作りを頑張っています。楽しんで働いてくれると、自ずとアイデアやサービスもより良いものになると思います。

そう思えるようになった
きっかけ

開業するまで、複数の動物病院に勤めてきました。最初のうちは、早く一人前になることや、獣医の知識を高めることにばかり集中していました。しかし前職場の副院長先生から、知識だけではなく、飼い主さんに寄り添う大切さを学びました。
獣医さんは、人によって診療のスタイルが全然違います。何が正解かは分かりませんが、私は、その副院長先生の診療スタイルにとても影響を受けました。
また、自身の出産や育児の経験を経て時短勤務などを経験した結果、どうしたら一緒に働く仲間が心地よく働けるのか、うまく協力し合えるのかを考え、私なりに仕事場の環境作りに力を入れていこうと思いました。

今後の目標

病院自体は、より多くの患者さんを受け入れられるように成長させていきたいとは思いますが、私が理想とする病院は中身が詰まった病院なので、しっかりと手の届く大きさでやっていきたいです。
ペットさん、飼い主さん、スタッフ達、家族、このよもぎ動物病院に関わったすべての人達が幸せになれる、笑顔を一つでも増やせる、幸せのお手伝いができる動物病院を作っていきたいと思っています。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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