Profile

小川源太郎

橿原ビューティークリニック
院長

京都大学医学部卒業後、東京大学形成外科・美容外科に入局。附属病院および関連施設にて形成外科・美容外科の臨床に携わり、さまざまな手技や術式を研鑽する。臨床の傍ら、京都大学再生医科学研究所にて再生医療の基礎研究に従事し、アンチエイジングや美容医療へ進むきっかけとなる。以後全国各地にて美容クリニックの要職を歴任、2023年6月に橿原ビューティークリニックの院長となり現在に至る。

現在の仕事についた経緯

子供の頃は昭和世代特有のテレビっ子で、いろいろなテレビ番組の影響を受けて育ちました。
医師を志すきっかけも同様で、子供の頃好きだった「じゃりン子チエ」というアニメの主人公の母親が、「何かあったときのために、あなたも手に職をつけておいた方がいいかも。」と主人公に話していたのがずっと頭の片隅に残っていて、大学受験を考える年頃になったとき、「手に職をつけよう(=医学部進学)」となりました。
医学部の卒業が近づいたころ、口腔外科の研修で見た「下顎前突(いわゆる受け口)」を治す手術の症例写真を見て感動し、形成外科へ進むことを決めました。

仕事へのこだわり

診察(カウンセリング)になるべく多くの時間を取ることを常に心がけています。
以前に比べると、スマホから得られる膨大な情報量により、美容医療がより身近なものになりましたが、クリニックに来られるお客様の中には、多すぎる(中には誤った)情報に混乱されている方も多くみられます。
お客様の求めることや満足されることは千差万別で、こちらが適切と考えた施術が必ずしもご本人の満足につながるとは限りません。
お客様の美容医療に対する知識や求める内容を理解し、それに対する適切な方法を見つけ、その方法について効果だけでなくデメリットも含めてなるべくわかりやすく説明し、ご本人に十分納得して施術を受けていただくことが、お互いにとって非常に重要と考えています。
こういった理由で、当院ではカウンセリング時間を長め(30分)に設けています。

そう思えるようになった
きっかけ

形成外科で研修医のころ、先輩のドクターに教わったことが心に残っています。
外来で術後の患者様のガーゼ交換などの処置を行っているときに、「外来診療で一人の患者様に使える時間には制限があるので、ルーティンの処置はなるべく効率よく短時間で行い、症状や術後の経過をしっかり診察することと患者様の話に耳を傾けることになるべく多く時間が取れるように心がけなさい。」という趣旨の指導を受けました。
美容医療に進んでからも、この助言を常に肝に命じてきました。
カウンセリングにしっかり時間をかけることは、美容医療というサービスにとって、それを受ける側だけでなく、提供する側にとっても非常に有益なことと考えます。

今後の目標

美容医療に従事して15年以上が経ち、ほかの科学や技術と同じように、もちろん美容医療も進化はしています。
ただ、「最新の~」が全て良いものとは限りません。「最新=最良」と「温故知新」の間のバランス感覚が大切だと考えます。常に「最良のもの」を提供できるよう、これからも知識と経験を積みたいと思います。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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