Profile

帯津良一

医療法人直心会
帯津三敬病院

名誉院長

東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科に入局し、その後、都立駒込病院外科医長などを経て、1982年、埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立。2004年には、池袋に統合医学の拠点、帯津三敬塾クリニックを開設。
日本ホリスティック医学協会名誉会長や日本ホメオパシー医学会理事長を務める。
著書は「代替療法はなぜ効くのか?」「健康問答」「ホリスティック養生訓」など100冊を超える。
現在も全国で講演活動を行っている。

現在の仕事についた経緯

東京大学医学部第三外科に在籍していた時代に、食道癌の医療に携わり、食道癌手術の名医になることを決意しました。
しかし、都立駒込病院の在籍時代に、癌の再発に苦しむ患者様の多さを目の当たりにし、西洋医学の限界を感じました。そこで、「命」に切り込む中国医学を学ぶため、北京の癌センターに在籍しながら医療気功を習得し、帰国後には「身体」「心」「命」の健康を考えるホリスティック医学の素晴らしさに惹かれました。
そこから現在に至るまで、日本ホリスティック医学協会などの設立に携わり、日本でホリスティック医学の素晴らしさを発信し続けています。

仕事へのこだわり

何でも相談できる「温かみのある医療」を提供していくことが私の医療に対するこだわりです。
その「温かみのある医療」というのは、患者様が希望している治療方法に全力で応え、患者様に安心感を与える医療を提供していくことだと考えております。
患者様の「身体」「心」「命」を対象にし、特に「命」にしっかりと寄り添ってあげることが、本来の医療であります。

そう思えるようになった
きっかけ

北京から帰国後、現地で学んだ中国医学を当時在籍していた病院にて定着させようとしましたが、高度先進医療の時代だったため、定着させることはできませんでした。
その後、川越に病院を設立し、新たにホリスティック医学に出会いました。その際に「癌という病気は身体だけではなく、心や命が深く関わっている病気である」ということを学び、それがきっかけで患者様の「身体」「心」「命」を対象にするホリスティック医学を癌治療に充てるべきだと決意しました。

今後の目標

私が発信し続けてきたホリスティック医学を次世代の医療業界の発展のため、未来に紡いでいくことです。
その中で1番お伝えしたいことは、本来の医療というのは、“「身体」「心」「命」の3つを対象にし、特に患者様の「命」に向き合い続けること”だということです。
現在の科学では「命」というものをはっきりと解明できていないため、まだまだエビデンスは乏しいのですが、科学はきっちりと進歩しておりますので、近い将来「命」のエビデンスを築いていくだろうと信じております。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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