幼少期から動物が好きで、実家では猫を飼っていました。動物図鑑や恐竜図鑑をずっと見ていた記憶があります。特に恐竜が好きで、小学生くらいのときはいつか自分で恐竜の骨を発掘するのを夢見ていました。
大学を決めるときに、大好きな動物のことをもっと勉強したいと思い獣医学部を選択しました。
大学では病理学教室に所属し、犬猫のがんについて学びを深めるうちに、がんの研究に携わりたいと思い一度は製薬会社の研究職への就職を目指しましたが残念ながら内定をもらえませんでした。
そこで動物たちのがんを直接治療してあげられる臨床獣医師になるため動物病院へ就職しました。
Profile
菊田基
浦安中央動物病院
院長
2014年に日本獣医生命科学大学獣医学部卒業。卒業後、千葉市内の海浜動物医療センターにて8年間勤務、主任獣医師を歴任。2022年に浦安中央動物病院に転職し、2023年に院長に就任。現在に至る。
現在の仕事についた経緯
仕事へのこだわり
いかに飼い主様とコミュニケーションをとって、病気のことや治療方針を理解してもらうか、インフォームドコンセントを大事にしています。
ただ難しい専門用語ばかり並べて説明してもうまく理解していただけないことが多いです。また、大きな病気がみつかれば尚更頭が真っ白になってしまい、ほとんど覚えていないということも珍しくありません。泣き崩れてしまう方、パニックになってしまう方、自分を責めてしまう方、飼い主様によって反応は様々です。
今飼い主様がどのような精神状態なのか、どう説明したら一番理解してくれそうかをいつも考えるようにしています。特にがんは手術で完全に治らないものも多く、闘病生活が長くなることも多いです。
当院ではがんごとに飼い主様向けの資料を作成し、複雑な治療方針を少しでもわかりやすく、かつ飼い主様が家でご家族にも説明できるように工夫しています。
病気への理解とゴールを共有することで、動物病院と飼い主様が一緒に病気と闘って一緒に何が最善かを常に考えながら、二人三脚で治療に取り組んでいけるような病院づくりをしています。
そう思えるようになった
きっかけ
大学時代から、定期テストのまとめ資料を作ったりするのが得意でした。
仕事を始めてから、いろいろな病気を飼い主様に説明する機会がありましたが、丁寧に説明したつもりでも口頭だけではなかなかうまく伝わっていないと感じることが多々ありました。
ある時、入院中の子の複雑な病状をA4用紙に絵を交えながら説明したところ、飼い主様に非常に喜ばれたことがありました。それから様々な疾患の飼い主様向けの説明資料を作るようになり、最期亡くなられたワンちゃんの飼い主様から、「先生があの時、丁寧に説明してくれて、一緒に治療を頑張ろうって言ってくれたから、ここまで頑張れた。」と感謝されたことが一番のきっかけです。
仕事を始めてから、いろいろな病気を飼い主様に説明する機会がありましたが、丁寧に説明したつもりでも口頭だけではなかなかうまく伝わっていないと感じることが多々ありました。
ある時、入院中の子の複雑な病状をA4用紙に絵を交えながら説明したところ、飼い主様に非常に喜ばれたことがありました。それから様々な疾患の飼い主様向けの説明資料を作るようになり、最期亡くなられたワンちゃんの飼い主様から、「先生があの時、丁寧に説明してくれて、一緒に治療を頑張ろうって言ってくれたから、ここまで頑張れた。」と感謝されたことが一番のきっかけです。
今後の目標
当院は前院長の周藤先生が開院してから30年以上の歴史があります。これまで浦安地域の多くの動物たちの命と向き合い、飼い主様との信頼を築いてきました。
そんな歴史ある病院を継承したことにプレッシャーは感じますが、今後は日々進歩する動物医療の新しい知識や技術を柔軟に取り入れつつ、今まで以上にこの病院でよかったなと思ってもらえるような地域で愛される動物病院を目指して尽力していきたいと思います。
また、この浦安中央動物病院を通して、飼い主様と動物たちはもちろん、スタッフも含めて今よりももっと幸せになれるような病院にしていきたいと思います。
そんな歴史ある病院を継承したことにプレッシャーは感じますが、今後は日々進歩する動物医療の新しい知識や技術を柔軟に取り入れつつ、今まで以上にこの病院でよかったなと思ってもらえるような地域で愛される動物病院を目指して尽力していきたいと思います。
また、この浦安中央動物病院を通して、飼い主様と動物たちはもちろん、スタッフも含めて今よりももっと幸せになれるような病院にしていきたいと思います。
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。