Profile

五味良太

南大和どうぶつ病院
院長

麻布大学獣医学科卒業。卒業後、北海道内の開業病院で4年勤務。その後、神奈川県内の開業病院に勤務しながら麻布大学附属動物病院腎泌尿器科に研修医として5年間在籍。2020年4月、神奈川県大和市で南大和どうぶつ病院を開院し現在に至る。

現在の仕事についた経緯

小学生6年生の頃、近所のベランダで餌付けされていた子猫を毎日のように見に行っていたことで、動物が好きだということを自覚しました。
そのタイミングでマンガで獣医師という職業を知り、そこから将来は獣医師になると決意し、今に至ります。

仕事へのこだわり

大学生の頃は臨床系の研究室に所属し、その頃の恩師に「獣医師の仕事は治療プランを提示することで、治療プランを決定するのは飼い主さんである」と言われ、その言葉を胸に日々診療をしています。
飼い主さんが納得いく治療を選択できるようにするには、私たち獣医師が病気に関して深く理解していること、飼い主さんが理解できるように説明すること、そして飼い主さんの気持ちを汲み取れるように心を通わせることが重要だと考えています。
新人の頃はひたすら丁寧に細かく伝えることが重要だと考えていましたが、人間の思考パターンなどを知ることで、今ではより多くの方に伝わりやすい診療が出来るようになってきたと感じています。
飼い主さんから、この人に任せたいと思ってもらえるような信頼を築くことを重視した仕事を心掛けています。

そう思えるようになった
きっかけ

高校生の頃に引っ越しのアルバイトを始めることを父親に伝えたときに「バイト代に見合うようにしっかり働きなさい」と言われ、誰かから代金を頂く際にはそれ相応のサービスをお返しする必要がある、ということを学びました。
動物病院は来院件数が多いと待ち時間が長く、診察時間が短くなりがちですが、それで来院して頂いた飼い主さんの満足度は高くなるのだろうかと疑問がありました。
さらに、「病気を治すこと」≠「症状を消すこと」であり、間違った知識や間違った生活習慣を正すことなく病気を治療することは難しいため、そこを飼い主さんが理解し、行動に移せるように言葉を紡いでいくことがこの仕事では重要であると考えるようになりました。

今後の目標

自分の理念に共感して一緒に働いてくれる仲間を増やし、より多くの方が動物を飼うことに不安を感じなくてよい社会を提供していきたいと思います。
そして、獣医師も動物看護師も生涯に渡って従事したいと思えるような職業にしていくことが私の目標です。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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