Profile

髙橋潤一郎

ジェイ内科・脳神経内科クリニック
院長

2017年 東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。2017年より東京慈恵会医科大学付属病院・第三病院・国立精神神経医療研究センターなど脳神経内科分野で研鑽を積む。2023年 ジェイ内科・脳神経内科クリニック開院。Takahashi J, et al. Ratio of lymphocyte to monocyte area under the curve as a novel predictive factor for severe infection in multiple sclerosis. Front Immunol 2023;14:1133444. をはじめとする一流雑誌に筆頭著者として論文を多数掲載。

現在の仕事についた経緯

ご年齢を重ねると、どんな方でも足腰が悪く、物覚えが悪くなったなど心と体の衰えを感じると思います。しかし、多くの方が“年だから”と諦めているこの状況には実は脳神経内科の病気が隠れていることが往往にしてあります。
重要なことは、加齢による変化ではなく、脳神経内科の病気であった場合には、治せる可能性がある、ということです。
残念ながら、今までの訪問診療を通じて、背景の隠れた脳神経内科の病気が同定されず、適切な内服やリハビリテーションが受けられていない患者様を少なからず目の当たりにしました。
パーキンソン病を始めとする神経変性疾患、筋萎縮性側索硬化症や筋ジストロフィーの方々は徐々に転びやすくなり筋肉が衰え、最終的に在宅医療が導入されることが多いです。
特殊なトレーニングを受けた脳神経内科医によりこれらの患者様に適切な医療を届けたい。全ての方に“年だから”と言わせず、治療の可能性がないのかを見極めるチャンスを届けたい。
そんな気持ちでこのクリニックを開設しました。

仕事へのこだわり

当クリニックの理念は、「どこまでも患者様のために」。
これを叶えるためのメインテーマが「脳神経内科医がみる訪問診療」です。
人は誰でも年を取ります。ご年齢と共に物忘れが増え、足腰が弱くなります。パーキンソン症候群をはじめとした神経変性疾患の罹患率も増えます。脳神経内科がこれらの状態を治療するプロフェッショナルです。
多くの悩まれている患者様を丁寧に神経診察することで患者様ごとに適切な内服・リハビリをプラニングし提供します。

今後の目標

今まで医師として診療により患者様を救ってきました。しかし身一つである以上、手の届く範囲は限られています。そこで次のステージとして、経営者として今までにないメディカルサービスを提供することで救える患者様の範囲を拡充することを目指しております。
現在、肩こり・頭痛で悩まれる患者様をシームレスに治療する新規メディカルサービスであるDACを運営しております。 頭痛・肩こりの3大治療は、クリニックでの投薬、鍼灸治療院での鍼灸、整骨院・マッサージ店での整体ですが、残念ながらこれらの治療は其々独立して行われ、少なくとも本来治療を提供する医療者側からの集学的な治療の提供がなされていないのが現状です。
この課題の解決のために、(1) 適切な治療方針を構築・提案し、(2) シームレスに実践することを目標に、医師×鍼灸師×整体師がタッグを組み、統合的に治療するサービスを構築しました。これがDACです。
DACは医師=Doctor, 鍼灸師=Acupuncturist, 整体師=Chiropracterのそれぞれ頭文字を取っております。DACを通じて適切な治療を提供できる範囲を日本中に広げたいと思っております。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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