Profile

世良泰

池尻大橋せらクリニック
院長

慶應義塾大学医学部卒。初期研修後、市中病院にて内科、整形外科の診療や地域の運動療法指導などを行う。
スポーツ医学の臨床、教育、研究を行いながら、プロスポーツや高校・大学、社会人チームのチームドクターおよび競技団体の医事委員として活動。
運動やスポーツ医学を通じて、老若男女の多くの人々が健康で豊かな生活が送れるように、診療だけでなくスポーツ医学に関するコンサルティングや施設の医療体制整備を行うなど幅広く活動している。
「健康を通じて人々の夢や日常を応援すること」をミッションに、2024年6月に池尻大橋せらクリニックを開院。

現在の仕事についた経緯

人々の健康は、「食事・運動・休養・メンタル」から成り立っていると思い、それらに最も近い存在がスポーツ医学だと学生時代に感じました。
初期研修後に総合内科を学び、内科認定医を取得した後に整形外科専門医となりました。一般整形外科やスポーツ整形外科の臨床を行うとともに、スポーツ団体の帯同を行なったり、チームドクターとして働いてきたりしました。
スポーツ医学は海外では総合診療の一つであり、生活に最も身近なものと考えているため、プライマリケア診療を実践するために開業しました。

仕事へのこだわり

AIなど色々な技術が発展している中で、「医師」という専門職として何が大切かを考えてきました。
外科手術は、現時点ではAIなどに置き換えることができない技術だと思い、整形外科手術を勉強してきました。医療の世界でも自動化は進んできており、夜まで受診でき、365日診療を行うクリニックなども増えてきました。
ビジネスモデルとして需要もあると思いますし、1つの形だとは思いますが、個人的には、AIなどの技術や自動化が進んでいく中でも、やはり最終的には「人とのつながり」が大切になると思っています。
大量生産・大量消費の時代から、自分自身の考えや生産者の思いを大切にする時代へと変化しており、今後は医療においてもそのような風潮になると思っています。
特に医療従事者は専門性が高い職業のため、情報が溢れているこの社会において、常に学ぶ姿勢を持って、専門的な知識を元に診療していきたいと思っています。

そう思えるようになった
きっかけ

これまで、医師として医療機関で働くだけでなく、スポーツ医学を元に一般企業との取り組みなどを行ってきました。
医療機関以外の社会の変化などに触れていく中で、スポーツ医学と同様に多角的視点が大事だと思いました。
専門職として専門分野について詳しくあるべきなのは当然として、さらにそれを色々なものに活かし、実践していくことが大切だと思っています。

今後の目標

まずは自分の手の届く範囲からスポーツ医学を実践し、多くの人の健康に寄与したいと思っています。
いつか日本全国にスポーツ医学の考え方が広がっていけば、それ以上に嬉しいことはありません。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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