Profile

渥美陽子

医療法人みらい横浜 Sola Clinic
院長

鹿児島大学医学部医学科卒業。日本一の分娩数で有名な熊本の福田病院で産婦人科専門医取得。その後、浜松のクリニックで無痛分娩を含む周産期管理を経験し、もっと自然で穏やかなお産に導く方法を模索していた時にヒプノバーシングや胎内記憶を学ぶ。現在は、医療法人みらい横浜 Sola Clinicの院長として、自然で幸せなお産をサポートしている。

現在の仕事についた経緯

私はもともとできるだけ不必要な医療介入はしたくないと考えていましたが、専門医研修が終わって就職したのは無痛分娩で有名なクリニックでした。
無痛分娩を否定するわけではないのですが、妊娠出産を不安で怖いと感じる気持ちから無痛分娩を選ぶ方が多く、もっと自然な方法で穏やかなお産に導く方法はないものか、と模索していて出会ったのがヒプノバーシングです。
ヒプノバーシングの講師として活動している中、ひょんなご縁から、Birth & Ladies Clinic Solaの新しい院長を探している、とお声をかけいただき、2023年6月より院長として勤務を開始しています。

仕事へのこだわり

私は医学生の時に、愛知県の岡崎にある吉村医院の元院長である吉村正先生に出会い、産婦人科医を志しました。お産の神様と呼ばれ、「妊娠出産は病気ではなく、心と体が健康であれば医療介入は必要ない」という吉村先生の理念のもと、4人中3人の子どもを自宅出産しています。
4人目を妊娠した時に、産婦人科医として1度くらいは分娩台を経験してみたい、と当時勤めていた病院で出産しました。私にとって、妊娠出産は日常の延長線上にあり、不安や恐怖よりも、楽しみや幸せに包まれたものでした。
しかし、いざ産科医療の現場に立ってみると妊娠出産が不安、怖いという方が多いと感じました。人生に数回しかない妊娠出産という貴重な機会を、怖い、不安で終わってはもったいない!と感じています。
Solaのお産は、気持ちいいお産、楽しいお産を目指しています。幸せなお産は人生を変える力があります。
私たちと一緒に幸せなお産を経験してほしい!という想いでスタッフ一丸となって挑戦しています。

若者へのメッセージ

大学病院や大きな病院は、早産やハイリスクなど厳しい条件下でのお産を担ってくださっていて、医療の力で小さな命を救うお手伝いをするやりがいのある現場だと思っています。その一方で、助産院をはじめ、医療介入をほとんどしないお産は全くの別物で、これは実際に見て体験してみないと分からない世界です。ぜひ、そういうお産をしているところへ足を運び、見て体験していただければ、きっとそのお産の魅力を感じることができると思います。
働くスタッフも、お産される妊婦さん、ご家族もみんな笑顔で幸せ。
日本一幸せなお産ができるクリニック。
そういう場所にしていきたいと目の前のことから一歩ずつ、ワクワク楽しんでいきたいと思っています。

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

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